Maco

Love

実は、

誰でもかならず絵がうまくなる「入口」が一つだけあることはあるのです。

それは、自分が好きな絵描きのそばに行き、その人が絵を描くさまを毎日眺めることです。
その人が何を見て、
どうスケッチするか、
どんな風にカタチをとり、
色をつけるかをつぶさに見るのです。
絵が仕上がっていくのを見るうちに、道具の使い方や色の混ぜ方も分ります。
また描くときの集中ぶりや、楽しみ方、失敗 したときの対処のしかたも観察できます。
合間には、その人の話をいろいろ聞くことができるでしょう。
眺めるうちに、画家のエネルギーが伝わってきて、
「私も描きたい!」という衝動が強く湧き起こってきます。
描く方法もなんとなく憶えます。絵を描きたい、
うまくなりたいと考えている人を、これほど強くシゲキすることは他にちょっとないのです。

事実、レオナルド・ダ・ヴィンチや葛飾北斎、その他昔の多くの画家たちは、
これぞと思う画家のところに内弟子として入り、この方法をとって成長していきました。
人間から人間へ直接なにかを伝えるという、
この古典的でたしかな方法は、今ではどんな分野でもほとんどとられなくなりました。
近代的なシステムとしての学校教育や入門書がそれに取ってかわってしまったのです。
やむなく、今絵を学ぼうとする人は、
学校へ行くか、本を買って読むことを「入口」として選んでいます。
私だってデッサン教室に通ってみたり、
「こうすれば絵が描ける」といった本を買うことをくり返したクチです。
ところが、同じような経験をした人は、きっと思い当たるはずです。
後から思えば、学校や 本で学んだ方法論は、実際にはほとんど「役に立たない」のです。
絵がいっこうに上達せず、ムダな時間、ムダな投資になってしまっているのです。

絵がうまくなるための方法を、三つに絞ってみますと、
その一、何を描くときでも「実物」を見て描くこと
その二、何を描くときでも「線」でカタチをとること
その三、「色」を塗るときは理性を捨て、心を開くこと
ということになります。これを「入口」における鉄の三原則と考えてください。



一、「線」は必ず「実物」を見て描くこと
初めての人でも、
線で描けばけっこう早くモノのカタチがうまく描けるようになるものです。
そこで「実物」を見る、ということを忘れ、
線の「サラサラ描き」に軽く色を付けた絵だけを描くようになってしまう人がいます。

線で描くことは、「実物」を穴があくほどよく「観察」した上で発見したものを
ペン先で紙の上に、いわば翻訳するようなものです。

見ることを忘れて描くということは、記憶とか概念でしか描いていないことであり、
まるで原本を見ないでいいかげんに翻訳することと同じです。


よくよくモノ を見つめれば、だれにでも「線」は見えてきます。
そして見るほどに線の数は多くなるものです。「描き込み」するようになります。
とくに初心者は、できるだけ細かく「描き込み」をしなければなりません。
「サラサラ描き」はそうした描き込みを百枚、千枚と描いた人が、
旅先など時間がないときに行う、いわば余技のようなものだと考えてください。
まず三十枚を描くこと」

古今の一流と呼ばれる画家たちは、その絵のスタイルも境遇も様々ですが、
案外知られていない共通点が一つあります
それは彼らが代表作の影で
人並みはずれた「数」の作品、デッサン、スケッチ、習作を描いたということです。
画家については、その才能や幸運さなどがよく語られますが、
この点については意外と知られていないものです。

私は、「うまくなるコツ」がもしあるとすれば、
実はほとんどの人が気づいていない、この「数」にあるのではないかと、
かねがね思っていました。

もちろん、数さえ多ければいいということではありませんが……。
具体的にいえば、あなたが、これからもし描き続けるとしても、
軽くチョコチョコッと描いて色を塗った程度の絵では、
いくら描いても「数」には入らないのです。

初めは、F4サイズ。慣れたらF6サイズ以上の紙に、
自分で「これが今の精いっぱい」と思うまで描いた絵を、
自分の「数」として数えることです。
その絵は、得意なテーマを決めてのシリーズとしてもいいし、
ニガ手克服ものをテーマとしてもいいと思います。
そして、まず三十枚きっちり描いてみてください。もちろん、一人の力で。
プロ絵師から学ぶ!必ず絵が上手くなる方法|お絵かき初心者の学習部屋 (via kskb)

(Source: oekakigakusyuu.blog97.fc2.com, via u-q)

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